『ビートルズの食卓』松生恒夫著

全体を通して


世界的に有名なロックバンドであるビートルズのメンバーの“食”に焦点を置いて書かれている。若いころから死の直前まで、彼らの食事がどのようにパフォーマンスを保っているかが、実例とともに描かれている。一人のメンバーの動きがから彼らは最終的に採食主義へと切り替えた。それぞれが特徴を持った食事法を取り入れて、その応報が今日の流行とマッチしていることにも驚いた。

ナナネコポイント


あなたはあなたが食べたものでできている

この言葉はインドのことわざである。日々のモチベーションを保つためにどんなものを体内に入れるかを改めて考える必要がある。その一方で、自分のめんどくさいところは毎回後ろ側の表示をチェックするところである。一時期、化学調味料と添加物について調べたことがあり、それを食べている人にどうしても言いたくなってしまう。嫌煙している家族と健康を保ってほしい私のバトルは、最終的に私が勝つ結果となっている。今後はどうなるだろうか。

ひとりの動きが伝染

ビートルズ自体がかなり忙しく、他との交流がなかったこともあるが、改めて周りにいる人の影響は大きいということを感じる。本来ならば、周りになど惑わされずにいつでも自分を保っていられるようになりたいが、まだまだそうはいかない。自分がワクワク生きていたり、楽しくいられるときは常に素敵な人たちが周りにいた。改めて周りの人に感謝している。

食の価値観の違いが人間関係にも影響

おいしいもの、食べたいと思うものが一緒でることが互いの絆を創出するのだということを読み取った。ありがたいことに嫌いなものがほとんどない私は、この体験を多く経験している。さらに、食は時間を含めた五感を共有できる手段であることに気づいた。一緒にご飯を食べながら話をすることで、より会話が生まれ、中も深められる。特に日本人は共通の話題として食を出すことが多いなと感じる。

マクロビオティックの中に腹八分目

マクロビは、食べるものへのこだわりが深いだけかと思いきや、食べ方にも複数のルールがあり、その中に腹八分もあった。これを実践しようと食べる前には思うのだが、やはり食べ始めるとかなり難しい。目の前にまだ食べ物が残っているのにこれをするのは苦行である。昔から部活などで残すことを禁じられていたとき、最終的にみんなの分まで回ってくる方であった。きっとそこで自分の胃袋は鍛えられ変幻自在に変化することを余儀なくされたのだと振り返っていて思う。

ナナネコからの質問


皆さんの思い出のお店はどこですか~?

私は“楼蘭”という地元の中華料理屋が好きです。おじいちゃんを思い出すお店です。